Communication

女性がビジネスで活躍する時代が今?2011年10月27日 AM 09:51

今日、私にとって興味深い英文記事を読みました。

「女性がデジタル時代の起業家に最適である理由」
http://mashable.com/2011/10/25/women-entreprenuers/

その記事の一部を紹介しながら、私なりの考えもまとめてみようと思います。

米国では、2011年に米国史上初めて、女性が労働者の過半数をしめたそうです。また大学卒業生の57%が女性という時代にもなったと報告されています。まだまだ企業の経営者層は男性が多い現状の中でも、一部の高所得職種では女性人口が追い上げてきている様子もあります。米国の会計士の54%、弁護士の45%、そして金融と保険業界の労働人口の50%が女性です。

でも、一番女性が成長している分野というと「起業」なのですね。男性起業家によって設立された新規事業数は昨年比でわずか25%増のところ、女性起業家によって開業された新規事業数は昨年比で50%増です。結果、米国の事業所全体の49%が女性起業家によって開業された事業ということになったそうです。

この記事によると、少なくても米国では、今後ますますビジネス界で女性の活躍の場が増えていく。場合によっては女性がビジネスを支配する時代が来るのではないかと語っています。なぜならば、今、そして今後のデジタル時代には、今まで女性の妨げになっていた壁の崩壊と、女性特有のスキルの重要化が進行することが予想されると書かれています。

デジタル社会では、現場にいる必要性がなくなるバーチャルかつモバイルな働き方が可能になります。また低コストで活用できる便利なツールやサービスによって、勤務時間の自由化も進みます。家庭とキャリアの両立、子育てや介護をしながら無理なく働くことがますます現実的になってきます。

インターネット上で取引が完結するソーシャルな今、最もビジネスが必要とする人間的スキルが女性特有のものばかりだという説もあるようです。今の時代を切り開くビジネスに必要な女性的スキルには、言葉での表現力と他人との協調性、相手の話をよく聞き良く理解するリスニング力、競争するのではなく誰とでも協力関係を作るコラボレーション力などがあげられています。また、女性はリスクを嫌うことが多く、健全な手段を選びリスク回避をする慎重さも、信用と高感度がものをいう現在のビジネス環境に適しているとも言えます。

ただし、リスクを嫌うという性質は弱点にもなります。女性起業家による事業は、小規模にとどまることが多く、収益も、雇用機会も、男性起業家による事業には負けています。また、ベンチャーキャピタルのほとんどが男性起業家に投資されているという現状もあります。

女性があえて事業の拡大を望まないということもありますが、社会に有益な事業であれば、その事業の拡大を特に支援する工夫があっても良いかと、私は考えます。

遺伝子による性別的なものか、社会によってコンディショニングされたジェンダー的なものか、その原理は明白ではないけれど、女性と男性の行動や思考には確かな違いがあります。その違いを理解することも、今後のビジネスや生活の中で、より良い結果を求めるための大事な手段になるのではないかと思います。

投稿者:Yumi Hirahara

記事のリンク:https://pallasnet.com/communication/467/

「交渉力」というテーマとの出会い2011年10月26日 AM 09:48

私が起業して間もない時、香港に住む妹夫婦の紹介で、あるイギリス人の経営者(ここではリチャードさんと呼びます)と会うことになりました。

リチャードさんは、イギリスを本部とするコンサルティング会社の社長。その企業は、世界60地域において事業活動をしている超大手なんですが、実は聞いたことがない会社でした。

聞いたことがなかったわけは、その企業の専門分野が「購買」だったからです。私はマーケティングが専門で、どちらかというと「売る」活動のことを考える立場。でも、事業の収益を左右する活動としては「買う」活動も重要なんですよね。

その会社は、世界各地で大手企業の購買チームのコンサルティング、教育研修、交渉支援を行っていました。大手企業の場合は、購買担当者のちょっとしたスキルアップによって、年間何億円という経費削減などが可能なんですね。いろいろな成功事例を聞きながら、目をまん丸にしていた私でした。

世の中には溢れるほど営業研修や営業マンのための交渉力研修がありますが、リチャードさんの会社は、(たぶん)世界唯一の購買マン向け交渉力研修を行っていました。

リチャードさんは、その研修プログラムを日本企業にも提供したい。しかし、文化と言語が独特な日本に果たして合うのだろうか?需要はあるのだろうか?そんな相談を私に持ちかけたのでした。

購買!?と思って、一瞬「私には縁が無い分野だわ」と諦めそうになったものの、リチャードさんの話を聞いていると、どんどん引き込まれていきました。なんでしょう、この人の説得力!心を暖める優しい笑顔と、揺らぎない自信と迫力の絶妙なバランス。気が付いたら「やりましょう!任せてください!」と応えていた私でした。

そんなリチャードさんから交渉力を学べるなんて、二度とないチャンス。彼の説得力がちょっとでも私に擦り込まれてくれたら、もう一歩成功に近付ける!そんな考えもあったんでしょうね。

そんなリチャードさんとの出会いから、もう10年ほど経ちます。その間、この購買部門向けの交渉力研修プログラムのローカライズを手掛け、国内でこの事業を行う株式会社NRIJの設立に携わり、共著者として『戦略的交渉力~交渉プロフェッショナル養成講座』(東洋経済新報社)を執筆しました。

そしてNRIJが大企業向けに研修を実施していく様子を見守りながら、もう一つ私の中で大事に温めてきたテーマを今、これから形にしていきたいと考え始めています。

そのテーマは「女性の交渉力」です。交渉というば、どちらかというと、男性のほうが得意?私自身も、日本語の研修プログラムを開発しながら、本も書きながら、どこか男性陣にかなわない自分を感じていました。なぜだろう?女性が男性と本当の意味で対等に交渉できる条件とはなんだろう?

男女の違いは、文化の違いと同じぐらい。何らかの壁を越えてコミュニケーションする必要があります。その壁をクリアして、本当の実力で対等に交渉できる関係作りを、今後私なりに研究していきたいと思っています。

投稿者:Yumi Hirahara

記事のリンク:https://pallasnet.com/communication/465/

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